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訪問診療
当院の訪問診療について
当院では通院困難な方の訪問診療も行っています。
【訪問診療日と時間】
月、火、水、木、金の13時~16時です。
【訪問診療対象地域】
京都市右京区、中京区(要相談)
◆詳細、訪問診療対象地域に関してはお電話でお問い合わせください。
電話:075-882-5156(月~金、10時から17時)
在宅医療とは
在宅医療では、医療機関への通院が困難な患者さんに対し、医師・看護師・歯科医師・薬剤師などが自宅や施設など「生活の場」を訪れて診察や治療・健康管理を行います。 在宅医療が適応される患者さんは次のような方です。
- 足腰が不自由になり通院が困難
- 心臓や呼吸器の病気で動くと息切れがして通院が困難
- 認知症により手厚いケアや医療が必要
- がんによる痛みや体力低下により通院が困難
在宅医療で重要なこと
在宅医療では、いかに患者さんの生活を維持するかが重要です。
次のことが大切です。
- 気をつけて移動すること
- 食べること(食事の工夫、胃ろうの管理など)
- 尿と便を出すこと(薬の調整、浣腸処置、尿道カテーテルなど)
- 寝ること
- 清潔が保たれること
- 楽しみがあること(社会とのつながり、家族との会話など)
医療だけでできることは限られています。多職種との連携が重要です。
訪問診療でできることは多い
訪問診療でできることはたくさんあります。以下のようなことができます。
- 身体診察(血圧測定、酸素濃度など)
- 処方箋発行
- 血液、尿、便の検査
- 点滴注射
- 傷や床ずれの処置
- 留置カテーテルの管理(膀胱、経鼻胃管、胃ろうなど)
- 疼痛管理(内服、座薬、貼り薬、持続注射)
- 在宅酸素療法
- 各種書類の作成
- ポケットエコーによる検査
イトウ診療所では、ポケットエコーの検査が可能です。
あなたはどこで最期を迎えたいですか
今、在宅で終末期を迎える方が増えています。ご家族の介護負担が大きいかもしれませんが、次のようなメリットがあります。
- 住み慣れた場所で、自由に自分らしい生活ができる
- 大事な家族や友人、ペットとともに過ごせる
- 治療法や療養の仕方を自分で選択できる
- 通院や付き添いで家族が疲れない
一方、病院で終末期を迎えると、次のような利点や問題があります。
- 病態が急変してもすぐ対応してくれる
- 病院の診療計画があり、生活の自由度が下がる
- 毎日見舞いに行くなど、家族の介護負担は必ずしも減らない
本人は「住み慣れた家にいたい」という気持ちと「家族に迷惑を掛けたくない」という気持ちの間を、家族も「本人の希望をかなえたい」という気持ちと「この医療・ケアでいいのか」という思いの間を揺れ動きます。 正解はありません。人生の最期の療養場所、医療の受け方を含めて、家族で話し合いをしてください。